集計期間:2022年9月1日~2023年8月31日
※次回更新は2023/10/1頃となります。

競艇のインが強い競艇場や弱い競艇場を教えてほしいです!それと各競艇場のインの勝率も知りたいです!

はーい!
競艇場の特徴を把握することはもちろん、その競艇場が得意な競艇選手も把握することで、予想する際の判断基準が変わってきます。
もし少しでも的中率を上げたい方は、下記の「各競艇場のインが強い競艇選手」の記事もご用意してますので、本記事と合わせてお読みいただくのがお勧めです。
競艇のインが強い競艇場TOP10
インコースが強い競艇場1位:徳山競艇場

勝率 | 1着率 | 2連対率 | 3連対率 |
---|---|---|---|
8.43 | 63.8% | 79.6% | 87.5% |
徳山競艇場はイン優遇の番組構成が特徴的です。
SGなどの記念レースは例外ですが、1~4Rまでは必ず1号艇にA級選手が入るようになっていて、そのほかのコースにはB級選手が多く入るようになっています。そのため、1~4Rに限ればイン逃げ率は約80%と非常に高い結果を残しています。
また、徳山競艇場はインにとって最も有利な気象条件である穏やかな追い風が吹くことが多く、更に基本的に穏やかな水面であるため、スピードに乗った状態で力強いターンを可能にしています。
インコースが強い競艇場2位:大村競艇場

勝率 | 1着率 | 2連対率 | 3連対率 |
---|---|---|---|
8.34 | 61.6% | 78.4% | 86.7% |
大村競艇場でインが強い最大の要因はそのコースの作りにあるといえるでしょう。まず、ピットの位置が24場で唯一第2ターンマークのスタンド側にあり、スタートの待機位置までの距離が非常に短くなっています。
そのため、前づけがしにくくなり、枠なり進入になりやすいので、インの選手は余裕を持ってスタートができるのです。
もう1点は、第1ターンマークからスタンドまでが48mと広く、インの選手としては回り足が多く取れるため全速旋回が可能になっています。
そのほかの特徴としては、大村競艇場は海水面のコースではありますが、外壁がコンクリートに囲まれていることもあり、潮の影響をあまり受けません。
そのため、水面が大きく荒れることは少ないこともインの選手にとってはプラスに働いています。
インコースが強い競艇場3位:芦屋競艇場

勝率 | 1着率 | 2連対率 | 3連対率 |
---|---|---|---|
8.23 | 60.9% | 77.4% | 84.9% |
芦屋競艇場はイン優遇の番組構成が特徴的です。
1~5R、8Rで1号艇にA級選手が入るようになっており、他の競艇場同様に予選期間は10~12Rも1号艇にA級選手が入るため、実に12R中9Rは1号艇にA級選手が入ります。
また、7Rは基本的にオールB級選手ではありますが、進入固定戦であるため、これもイン有利となります。
また、コースとしては全体的に幅が広く、比較的静水面であるため、イン有利ではありますが、全速旋回を得意とする選手や、モーター次第ではイン以外でもチャンスがあるコースになっています。
インコースが強い競艇場4位:下関競艇場

勝率 | 1着率 | 2連対率 | 3連対率 |
---|---|---|---|
8.24 | 59.9% | 77.9% | 85.3% |
下関競艇場は瀬戸内海に面した海水面となっていますが、レース場はプール型になっているため、海水の出入りが少なく、比較的静水面なのが特徴です。
また、ピットから2マークまでの距離が173mと非常に遠いのも特徴的で、進入が乱れなければ充分な助走距離を確保でき、スローからでもスピードに乗ったスタートが可能になっています。
他の場よりも高い位置に設置されたLEDライトにより「1番明るいナイター場」と呼ばれており、選手としては大時計や水面が見やすく走りやすい場になっています。
インコースが強い競艇場5位:住之江競艇場

勝率 | 1着率 | 2連対率 | 3連対率 |
---|---|---|---|
8.11 | 58.8% | 75.6% | 84.2% |
「ボートレースの聖地」と呼ばれる住之江競艇場はスタート位置のセンターポールから、スタンドまでが51m、1マークからスタンドまでが45mと、他の場と比べると広く且つ振り幅が小さいため、回りしろがとりやすいのがイン有利のポイントです。
ただ気をつけなければならないのがその淡水面で、他の淡水レース場と比べても、硬くて、乗りにくいとされています。また、浮力が少ない分体重の重い選手は特に回りにくく注意が必要になっています。
インコースが強い競艇場6位:宮島競艇場

勝率 | 1着率 | 2連対率 | 3連対率 |
---|---|---|---|
8.08 | 58.8% | 75.3% | 83.9% |
宮島競艇場はスタートが難しい競艇場と言われています。その要因として挙げられるのが潮の満ち引きと風です。
瀬戸内海に面した宮島競艇場は、2マーク側から潮の満ち引きがあるため、追い潮向かい潮の判断が重要になってきます。
それにプラスし、年間を通してほとんど吹いている風を読む力が必要です。風向、風速ともに頻繁に変化するため、例えば追い風、追い潮でスピードに乗りすぎてしまい、思わぬ勇み足を踏んでしまったり、追い潮のためにスタートを慎重に行くと向かい風でボートが進まずスタートで遅れたりと、とにかく風や潮を読む力が大事になってきます。
そういった影響もあり、スタートは慎重になり揃うことも多いですが、スタート巧者の選手がいる時は注意が必要です。
インコースが強い競艇場7位:尼崎競艇場

勝率 | 1着率 | 2連対率 | 3連対率 |
---|---|---|---|
8.06 | 58.6% | 74.9% | 83.3% |
尼崎競艇場も比較的静水面の場ですが、最大の特徴は水面レイアウトで、2マークから1マークまでがスタンドに対し平行に並ぶ唯一のレース場になっています。これによりインコースの選手は最短ルートで1マークまで走る事ができるため、逃げが決まりやすくなっています。
唯一インの選手にとって不利な条件があるとすれば、向かい風が吹きやすいことです。この風が5m以上の強風となればスピードに乗り切れず、捲られてしまうこともしばしば。
しかし、他の場に比べるとイン優遇の番組が少ないことから、数字以上にインが強いレース場といえるでしょう。
インコースが強い競艇場8位:津競艇場

勝率 | 1着率 | 2連対率 | 3連対率 |
---|---|---|---|
8.07 | 58.5% | 75.5% | 83.5% |
津競艇場はプール型になっており水位の変化がほとんどない水面が特徴。また、1マークの奥行きが100m、1マークのバック側が110mと非常に広くなっており、インの選手でも全速旋回が可能な水面といえるでしょう。
しかし気をつけなければならないのが、風です。1日の中でも頻繁に風速、風向が変化するため、スタートを決めるのが難しくなっています。
また地形の関係上、夏には強烈な追い風、冬には強烈な向かい風が吹くことが多く、その場合には水面も荒れてくるので注意が必要です。
インコースが弱い競艇場9位:琵琶湖競艇場

勝率 | 1着率 | 2連対率 | 3連対率 |
---|---|---|---|
8.01 | 57.1% | 74.7% | 82.4% |
琵琶湖競艇場は条件次第でうねりが発生しターンが流れ、インが負けやすくなるため、その条件を押さえておく必要があります。
1つ目が水位が高い状態(特に3~6月)に風が吹いている場合。2つ目は観光船の通過により波が発生した場合です。このいずれかにより、うねりが発生するとターンが非常に難しくなるので、波乱決着になることも多くあります。
ただ、2020年10月に第1ターンマークの移設が行われており、以前よりも、1マークとスタンドとの距離が3m広がったことでインの勝率は増加傾向にあります。
インコースが弱い競艇場10位:福岡競艇場

勝率 | 1着率 | 2連対率 | 3連対率 |
---|---|---|---|
8.05 | 57.0% | 74.9% | 83.8% |
福岡競艇場は那珂川の河口に位置しており、1マーク側は川面に張り出した特殊な形が特徴です。ここでも注意が必要なのはうねりで、満潮時に博多湾の潮とぶつかり1マーク付近にうねりができターンがしにくくなります
しかし、気を付けておきたいのは、うねりが発生する満潮時より、全速旋回が可能な干潮時のほうがインの勝率が低いということです。
福岡競艇場では2マークに比べ、1マークがスタンド側に大きく振れているため、インの選手は斜行しながらスタートする必要があります。
すると回りしろが少なくなるので、そもそもインが逃げにくい水面レイアウトなのです。その状況で他の艇に全速旋回を決められると非常に逃げるのが困難になります。
競艇のインが弱い競艇場TOP10
インコースが弱い競艇場1位:江戸川競艇場

勝率 | 1着率 | 2連対率 | 3連対率 |
---|---|---|---|
7.35 | 44.9% | 65.7% | 76.5% |
江戸川競艇場は全国で唯一河川を利用したコースで「日本一の難水面」とも呼ばれています。そう呼ばれる所以は目まぐるしく変わる水面コンディションにあり、それを形成するのが潮と風です。
まず河川が上流から下流に流れる動きに東京湾の潮の満ち引きが影響して潮の流れが生まれます。そこに季節を問わず吹く強風が合わさって江戸川独特の水面コンディションを生み出します。
江戸川競艇場では強風によるレース中止もあるほど風の影響が大きく、無風の時はほとんどありません。また、水面状況が悪化すると、安定板を着用したり、周回短縮になったりと、風の力に大きく左右されるレース場になっています。
また、水面が及ぼす主な特徴としては、この潮の流れの影響で全レース進入固定と言っていいほど進入が乱れません。前付けしてしまうとあまりにも深いスタートになってしまい、簡単に捲られてしまうからです。
更にこの荒れた水面の影響で道中の逆転が24場の中でも断トツに多いです。この荒れた水面を攻略するには経験が必要で、全国勝率の高い選手でも、江戸川経験豊富の格下選手にあっさり逆転されてしまうこともあるので注意が必要です。
インコースが弱い競艇場2位:戸田競艇場

勝率 | 1着率 | 2連対率 | 3連対率 |
---|---|---|---|
7.19 | 45.8% | 62.3% | 73.3% |
戸田競艇場の最大の特徴はなんといってもその狭さです。水面の横幅107.5mは全国で最も狭く、1マークとスタンドとの距離は37mしかありません。
しかも、2マークからスタンドまでは64.5mあることから分かる通り、インの選手はかなりスタンド側に斜行しながらスタートしなければならず、少しでもスタートが遅れるとあっという間に捲られてしまいます。
インが不利な分勝率が高いのが、3.4コースのセンター勢です。先述したコースの特性上1.2コースの選手は斜行しながら走る必要がありますが、3.4コースは1マークまで直進でき、スタートさえ決まれば一気に捲れるようになっています。
その結果は年間通しても如実に現れ、3.4コースの1着率が2コースよりも高いという、他の場では中々見ない特性を持っています。
インコースが弱い競艇場3位:平和島競艇場

勝率 | 1着率 | 2連対率 | 3連対率 |
---|---|---|---|
7.28 | 46.1% | 64.3% | 74.3% |
平和島競艇場も戸田競艇場と同じく1マークからスタンドまでの距離が37mと狭くインの選手には回りづらい水面レイアウトになっています。
この時点でインが不利なのは分かりますが、更にこれに加えて風が大きく影響を及ぼします。平和島では年間通して無風になることはほとんど無く、風速5m以上の強風になることも少なくありません。
この強風が向かい風になった時、インの選手にとっては最悪の条件で、その1着率は35%前後とかなり低くなります。なので平和島では、この風向、風速を読む力がかなり重要になってきます。
インコースが弱い競艇場4位:鳴門競艇場

勝率 | 1着率 | 2連対率 | 3連対率 |
---|---|---|---|
7.4 | 47.7% | 66.5% | 76.0% |
鳴門競艇場は瀬戸内海に面した海水のレース場で、潮の満ち引きが特徴です。干潮時には捲りが決まりやすく、3.4コース有利に、満潮時はターンが流れやすくなるため、1.2コース有利になります。
また、パック側の直線内側には「鳴門の花道」と呼ばれる物凄く伸びる箇所があり、1マークを差して回った2コースや、4コースの選手がぐんぐん加速して先頭艇に追いつくこともあるので要注意です。
また2マーク側は風を遮るものがなく、強い追い風が吹くと、スタートがバラバラになり、インの選手に不利に働くことも多いため風もチェックする必要があります。
インコースが弱い競艇場5位:桐生競艇場

勝率 | 1着率 | 2連対率 | 3連対率 |
---|---|---|---|
7.57 | 49.7% | 68.2% | 78.1% |
桐生競艇場の最大の特徴は24場1位の標高の高さで124mあります。標高が高いと気圧が低くなり、モーターの出足が悪くなってしまいます。出足が悪いとスピードに乗りきるまでに時間がかかってしまうので、助走距離を長く取れるダッシュ勢が有利になります。
また、ピットから2マークまでの距離が長く進入が乱れること比較的多いので、展示航走ではピット離れにも注目しておくといいかもしれません。
水面は比較的穏やかで道中は走りやすくなっている分、スタートタイミングとピット離れを失敗してしまうと中々勝利が難しいレース場になっています。
インコースが弱い競艇場6位:浜名湖競艇場

勝率 | 1着率 | 2連対率 | 3連対率 |
---|---|---|---|
7.69 | 52.8% | 70.6% | 79.2% |
浜名湖競艇場は湖のレース場ということもあり、比較的静水面になっています。また、水面が全体的に広く、選手としては非常にレースがしやすい場とも言われています。
それゆえに選手の腕やモーターによるところの差が顕著に現れ、格下のインの選手は苦戦を強いられることもしばしば。
また周囲には障害物がないため、比較的強い風が吹きやすく、向かい風になるとインの選手には不利に働くので風向、風速もチェックしておきましょう。
インコースが弱い競艇場7位:多摩川競艇場

勝率 | 1着率 | 2連対率 | 3連対率 |
---|---|---|---|
7.68 | 53.0% | 69.7% | 79.0% |
多摩川競艇場は「日本一の静水面」と呼ばれているほど走りやすいレース場です。その要因としてはレース場の周りを防風林が囲っていて、これにより強い風が吹きにくいことにあります
また、プール型のレース場であるため、川の流れや潮の影響もほとんどありません。その中でインの勝率が低い理由として、1つはモーター次第で枠番問わず勝ちやすいことが挙げられます。
1マークのバック側が108mと広いため思い切った全速旋回が可能になっており、モーターが良ければ一気に捲り切るという展開が多く見られます。
もう1点は女子戦が多いことです。走りやすい水面であるため女子戦が多く開催されるのですが、女子戦では普段インコースを走っていない若手選手も1号艇になることがあるため、イン勝率が低くなっていると考えられます。
インコースが弱い競艇場8位:唐津競艇場

勝率 | 1着率 | 2連対率 | 3連対率 |
---|---|---|---|
7.9 | 54.3% | 72.5% | 82.0% |
唐津競艇のスタートから1マークまでの振り幅は13m程の長さで、スタンドから1マークまでの距離は42mとなっています。
この数字は全国の競艇場と比較しても大差がないため、平均的な数字と言えます。
平気的な距離ということは、特別際立った特徴もなく、どの選手にとっても走りやすいということになります。
そのため、1マークの展開についてはコースの特徴による影響はそこまで深く考えなくても問題ないでしょう。
インコースが弱い競艇場9位:蒲郡競艇場

勝率 | 1着率 | 2連対率 | 3連対率 |
---|---|---|---|
7.86 | 54.6% | 71.8% | 81.7% |
蒲郡競艇場のコースは、第1ターンマークからバックの対岸まで156.7メートルあり、全国24競艇場の中でも1番に広い競艇場となっています。
ですが、逆に第1ターンマークからスタンド側の広さは41.3メートルと、比較的狭い作りとなっています。そのスタンドまでの幅が狭い場合、「差し」の決まり手が不利な状態となると言われており、握る艇が有利とされています。
インコースが強い競艇場10位:若松競艇場

勝率 | 1着率 | 2連対率 | 3連対率 |
---|---|---|---|
7.9 | 55.0% | 72.6% | 82.0% |
若松競艇場は海水面で2マーク側から海水が出入りしており、この潮の流れを読む力が非常に大事になってきます。
まず干潮から満潮に向かう時間帯は2マークから1マークに流れる追い潮となりインの選手でもスピードに乗りやすくイン有利となります。
また、満潮時には1マークに潮だまりができ、3コースやダッシュ勢の捲りがしにくくなる点もイン有利の要因です。
しかし満潮から干潮に向かうと、向かい潮になりインの選手はスピードに乗せきれず捲られてしまうことが多くなるので注意が必要です。