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競艇初心者

競艇の枠順(枠番)の決め方は「選手の勝敗を握る鍵」

競艇の枠順の決め方
青年
青年
  • 競艇の枠順(枠番)の決め方ってどう決めてるの?
  • グレード毎の枠順(枠番)の決め方も知りたい!
  • 番組マンって人が決めてるって本当?なんで番組マンが決めてるの?
蒼波しずく
蒼波しずく
任せて!

この記事でわかること

  • 競艇の枠順(枠番)の決め方
  • グレード毎の枠順(枠番)の決め方
  • 優勝戦の枠順(枠番)の決め方
  • 番組マンが枠順(枠番)を決めている理由

競艇の枠順(枠番)の決め方とは

競艇は6人で競走し、着順を争う公営競技です。

その着順を争うレースは基本的に「番組マン」と呼ばれる主催者が決めていますが、どのように枠順を決めて、なぜ選手個人が決めないのか、その点を踏まえて当記事では競艇の枠順の決め方を解説していきます。

一般戦の枠順(枠番)の決め方

一般戦における枠順の決め方は、基本的に選手レベルに関係なく公平に振り分けられるようになっています。

主に一般戦のレースというのは選手レベルの差が大きく出るレースです。

実力上位の選手に良い枠順ばかりを与え、実力が低い選手に不利な枠順を与えてしまっては不公平なレースが生まれてしまうため、一般戦のレースでは公平に振り分けられているのです。

(デビューしたての新人選手などは外の枠順ばかりに振られることもあります)

また、競艇場によっては「シードレース」と呼ばれるレースが存在します。
シードレースとは、1号艇に強い選手(A1級)を入れることでそのレースの売り上げアップを考えたレースになります。

シードレース

例えば上記のシードレースでは1号艇A1選手が配置されていますが、この場合「1号艇を軸にに舟券を買いましょう」という意図が汲み取れるレースとなっています。

このように枠順は適当に決められているものではなく、きちんと意図があって枠順は決められています。

一般優勝戦の枠順の決め方

一般戦における優勝戦の枠順の決め方は、これまで戦ってきたレースの成績で枠順が決まるため、優勝戦に関しては番組マンが決めるものではありません。

優勝戦の枠順を決める方法は大きく分けて「準優勝戦あり方式」と「準優勝戦なし方式」の2通りからなる方式があります。

「準優勝戦あり方式」の優勝戦の枠順は、得点率上位の18名で最終日の前日に準優勝戦を3レース行い、その準優勝戦の上位2名が優勝戦に進出する方式となります。

また、得点率上位18名のほか、得点率上位12名の場合は最終日の前日に準優勝戦を2レース行い、その準優勝戦の上位3名が優勝戦に進出する方式となります。

準優勝戦あり方式では、得点率の上位人数によって準優勝戦のレース数や優勝戦進出の人数も変わります。

「準優勝戦なし方式」の優勝戦の枠順は、最終日前日までの得点率上位6名が優勝戦に出場し、枠順は得点率上位順に1枠2枠3枠の順番で決められます。

このように、2つからなる方式と得点率によって優勝戦の出場決めや枠順が変わるようになっています。

ちなみに得点率とは、出場したレースの着順によって獲得した得点を、そのレース期間内の出走数で割ったものを得点率といいます。

蒼波しずく
蒼波しずく
得点率は「得点÷出走数」の計算式で導き出せるよ! 
青年
青年
数学苦手…

また、待機行動違反などのいわゆる「違反」を犯した場合は、獲得した得点が減点され、準優勝戦(優勝戦)進出が難しくなる場合もあります。

G3戦の枠順(枠番)の決め方

G3の枠順の決め方も一般戦と同じですが、G3に関しては「準優勝戦なし方式」はなく「準優勝戦あり方式」のみとなります。

G3戦は6日間開催が多いため、ここでは4日目までとして解説します。

まず選手達は最終日前々日までの予選レースや、上位ランクの選手であれば点増しレースである特選やドリーム戦のレースに出場し、得点ではなく「得点率」でレースを争います。

予選のレース数というのは合計で48レース(1日12レース×4日)しかありません。

たとえば仮に52人の選手が出場する場合、その中の4人は他の選手に比べて出走数が少なくなりますので、合計得点で競い合う場合、当然ながらその4人は不利な状態となります。

その為、そのような不公平が発生しないように得点ではなく得点率で競い合うルールとなっています。

そして得点率で競い合った後、その得点率上位18名の選手が準優勝戦に進むことができます。

準優勝戦の組み合わせは基本的に下記の画像の通りです。

準優勝戦の組合せおよび枠番

通常はA組は10R、B組は11R、C組は12Rになりますが、実力上位の選手がA組になった場合などは売上アップを考えてレース番号を入れ替えることもあり、その場合は番組マンが枠順を決めます。

ちなみにナイターレースの場合は、通常の時と異なりA組が9R、B組が10R、C組が11Rとなります。

ナイターレースに関しては、12Rの時間帯まで準優勝戦を行うと、スポーツ新聞などの掲載に間に合わないことから1レースずつ繰り上げて行われます。

その後の12Rの枠順は番組マンが決めています。

このようにして準優勝戦を3レース行い、それぞれの準優勝戦で2着までに入った選手が翌日の優勝戦に出場します。

G3優勝戦の枠順の決め方

G3戦優勝戦の枠順は下記画像の通りです。

優勝戦の組合せ

ちなみに準優勝戦3着・4着の選手は「特別選抜A戦」、5着・6着の選手は「特別選抜B戦」が行われます。

ですが、もし準優勝戦で事故などが起きた場合は繰り上げて出場することもあります。

G2戦の枠順(枠番)の決め方

G2戦であっても枠順の決め方は変わりません。
ただ一般戦とG3戦までとは異なり、G2戦では点増しレースが「ドリーム戦」の1種類のみとなり、得点表に関してもG3戦までは競艇場ごとに異なっていたのが全国統一されます。

得点表

そしてG2競争の内、「全国ボートレース甲子園」と「レディースチャレンジカップ」はドリーム戦の枠順に選考基準があります。

ボートレース甲子園
出場予定選手は、前年賞金ランキング12位以内の者で各地区(関東・東海・近畿・中四国・九州)の勝率上位5名及び推薦選手1名の計6名とします。
枠番については勝率上位順とし推薦選手を6枠とします。

レディースチャレンジカップ
出場予定選手は、選出順位の上位6名とし、枠番についても選出順位順に内枠とします。

なお、2019年のボートレース甲子園は、各地区に「勝率上位5名+推薦1名」となっており、2020年とでは先行基準が変わっているため注意が必要です。

G1戦の枠順(枠番)の決め方

G1戦においても枠順の決め方、準優勝戦や優勝戦の仕組み、得点表などは変わりません。

ただし「ドリーム戦」の枠順に関しては、番組編成員が決める場合もあればファン投票を行い、その結果に基づいて編成される場合もあります。

また「プレミアムGI」と呼ばれる競走のうち、「マスターズチャンピオン」「レディースチャンピオン」「ヤングダービー」はそれぞれの選考基準においての勝率上位選手がドリーム戦に出場します。

同じくプレミアムGIの「ボートレースバトルチャンピオントーナメント」におけるトーナメント戦の枠順は抽選によって決められ、準決勝2レースの上位3名によって決勝戦が行われますがその枠順の決め方はあみだくじとなっています。

SG戦の枠順の決め方

SG戦は選考基準をクリアしたA1選手(一部例外あり)が出場する厳しいレースです。

そして、SGレースの最大の特徴は一般戦とG3戦同様、各枠順が公平に振られる特徴があります。SG戦においても予選の合計レース数は48レースあります。

ですがSGに出場する選手は52人いるため、その中の4人は帰郷などをする選手が発生しない限り1号艇が回ってきません。

その4人を担うのは選出順位が下位の選手が担う決まりとなっています。

ただこの4人は有利な1号艇が回ってこない代わりに、不利とされる6号艇になることもありません。(フライングなどをして外枠に回されることはあります)

グランプリ戦(SG)の枠順(枠番)の決め方

9つあるSG競争のうち、その年に最も賞金を稼いだ18人によって行われる「グランプリ」だけは他のレースとは異なり、枠順は番組編成員が決めず「抽選」によって決まります。

また、現在SGグランプリは2ステージ制によって行われるため、その抽選の方法をステージ毎に解説いたします。

グランプリトライアル1stステージの決め方

グランプリトライアル1stステージは賞金ランキング7位から18位の選手が2レースに分かれて2日間争います。

グランプリ勝ち上がりチャート12020年度のグランプリ戦

そしてトライアル1stステージの2日目は、初日11Rの奇数着と12Rの偶数着、初日の11R偶数着と12Rの奇数着の2グループに分かれてレースを行い、各レースの得点率上位6名がトライアル2ndに進みます。

ここで敗れた6名は同時開催のグランプリシリーズ戦に合流し、そちらの優勝をかけて争います。

グランプリトライアル2ndステージの決め方

トライアル2ndからは賞金上位6名が登場します。

トライアル2ndの初日は賞金上位6名が1枠から3枠に配置、トライアル1stからの勝ち上がり6名が4枠から6枠で出走します。

グランプリトライアル2nd2020年度のグランプリ戦

そしてトライアル2ndの2日目と3日目は、それぞれ前日の11Rの奇数着と12Rの偶数着、11Rの偶数着と12Rの奇数着のグループに分かれて抽選を行い、その枠順で出走します。

つまり、抽選結果によっては連続で1号艇になる可能性や、連続で6号艇になる可能性もあります。

一度抽選で決まった枠順の再抽選は行われません。

グランプリ優勝戦の枠順(枠番)の決め方

グランプリ優勝戦では、3日間行われたトライアル2ndで得点率の上位6名がグランプリに出場することになります。

グランプリ優勝戦の枠順2020年度のグランプリ戦

グランプリ優勝戦での枠順の決め方は「準優勝戦なし方式」と同様に、得点率1位から順に1枠、2枠、3枠…6枠となります。

枠順を主催者(番組マン)が決める理由は「売上」を最大限上げるため

ここまで競艇の枠順の決め方を解説しました通り、レースの枠順は基本的に番組マンが決めておりますが、番組マンが枠順を決める理由としては舟券の売上が最大になるようにするためです。

例えばインコースを好む選手(イン屋)ばかりのレースや、アウトコースを好む選手(アウト屋)ばかりのレースは観ている分には面白いかもしれません。

ですが、いざ賭け事として予想をする場合、上手く勝負ができず結果的に舟券が売れなくなる可能性があります。

競艇は公営競技であり、興行の一種です。

枠順を決める際は一定の基準やルールはあるものの、あくまで「売上」を最大限上げる事を目標にしている為、主催者(番組マン)が枠順を決めております。

競艇の枠順(枠番)の決め方まとめ

競艇の枠順の決め方は、準優勝戦や優勝戦、その他大きいレースの一部レース等を除き、基本的に番組マンが枠順を決めています。

それはお客様が勝負のしやすいレースにする為であり、根本的な「売上」という部分を最大限引き伸ばすためであります。