【競艇】キャビるとは?原因を把握して舟券予想に役立てよう!

競艇のキャビるとは
競太

キャビるって言葉をたまに聞くんだけど、どうゆう意味なのかな?
キャビるとどうなるの?

蒼波しずく

任せて!

ボートレースにおいて隊列がほぼ確定し、後は無事にターンマークを回れば舟券が的中するという場面で、「旋回時に不意に艇が急減速して後続艇に追い抜かれてしまった」という経験はありませんか?

このような現象の多くは艇が「キャビる」ことによって起こります。

では、「キャビる」とは具体的にどういうことなのか?その発生原因や、レースに与える影響などを細かく解説していこうと思います。

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この記事でわかること【目次】

競艇のキャビるとは?原因を把握して舟券予想に役立てよう!

まず競艇でよく言われている「キャビる」という言葉は「キャビテーション」という用語を略した言葉で、このキャビテーションは日本語では「空洞現象」と呼ばれ、ボートレースに限らず、船舶全般で発生する可能性がある現象です。

キャビるとはどういう現象なのか?

プロペラがある一定速度以上で高速回転するとプロペラ周辺の水が蒸発して多くの気泡が発生します。

そして、この時発生した気泡がプロペラを覆うことでプロペラは直接水に触れることが出来なくなってしまいます。

簡単に言うとプロペラと水の間に空気によってスキマができて空転してしまっている状態で、これが空洞現象と呼ばれる所以です。

プロペラは水を掻き出すことで推力(船を動かす力)を生み出す装置です。

そのため、水と触れることが出来なければ水を掻き出すことも、推力を生み出すことも出来ず、結果的に艇の急減速につながります。

これがキャビテーションという現象です。

ここまで説明した通り、キャビテーションは一艇だけでも発生しうる現象ですが、ボートレースでは他艇の影響を受けて発生するケースも多くあります。

その原因となるのが「引き波」です。まずは下記の参考動画をご確認ください。

上記の動画のレースを観ていると、ボートの後ろに白波がたっているのが良く分かると思いますが、そのボートが走った後の航跡が引き波です。

波が真っ白になっているのを見て分かる通り、引き波の中には多くの気泡が含まれています。

そのため、特にターンマークを回る時など、先行する艇の引き波を乗り越えて行かないといけない場合に引き波内の気泡によってキャビテーションが引き起こされることがあります。

参考動画にもあるように、ターンマーク旋回時にキャビテーションを起こして急減速してしまうのはこのような理由からが挙げられます。

競艇でキャビるとどのような「不利」になるのか?

では、レース中にキャビってしまうとどのような問題が起こるのでしょうか?キャビることで発生する不利な要素は大きく分けて2つです。

1.後続艇に追い抜かれて順位を下げてしまう

ここまで解説しました通り、キャビることで艇は大幅に減速します。

そうなると当然ですが、通常の速度で航行している後続艇に追い抜かれてしまいます。

2.他艇との接触事故

「1.」よりもさらに重大なのが2です。

1周目の第一ターンマークや、戦況が緊迫しているような状況ではターンマーク近くで複数の艇が密集して旋回しようとします。

そのような状況でキャビってしまうと、他艇もそれを避けることが出来ずに接触し、大事故につながってしまう可能性があります。

競艇のキャビる原因は選手の腕の技術やモーターの性能も原因の一つなのか?

キャビテーションが起こってしまう直接的な原因は、選手の腕やモーター性能とは関係がなく、どちらかというとレースの状況や展開に左右されると考えられます。

レースを見ていると分かるように、新人選手だから別格にキャビりやすいというわけでもなく(上位選手に比べると頻度は多少多いとは思いますが)逆にSGクラスの選手であってもキャビってしまうことがあります。

同様に、整備力の高い選手が調整したモーターであってもキャビってしまうことはあります。

そもそも、キャビテーションという現象は、いつ、どこで発生するかを正確に予測することが出来ません。

あるタイミング、スピード、角度で引き波を乗り越えた時に起こってしまうイレギュラーな現象だと捉えておくべきだと思います。

ただし、キャビりやすい(といってもそれほど頻度が高いわけではありませんが)状況、レース展開というのも存在します。

分かりやすい例としては2号艇(2コース)が差し、3号艇(3コース)がまくりを狙いにいった場合です。

この2艇を比べると、1号艇の引き波を超えなければならない2号艇の方が、引き波の影響を受けない外を回す3号艇よりもキャビる可能性が高くなります。

また、スタートで出遅れた艇も同様にキャビる可能性が多少なりとも上がります。これは、先行する艇の引き波をいくつも超えて行かなければならないためです。

展示航走の時点でキャビりそうな艇を判断することはできるのか?

前の項目でも説明した通り、キャビテーションの発生を予測することはほぼ不可能と言っても過言ではありません。

そのため、展示航走を見てもキャビるかどうかの判断は出来ません。

強いて挙げるならば、2コース以降の艇がどのような攻めをしそうなのかを予想した上で、差しまわりになりそうな艇は(確率としては低いものの)キャビるかもしれないな・・・と頭の片隅に置いておく程度でいいでしょう。

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「ブルが入る」はキャビると意味は一緒なのか

正常に航行(こうこう)できない状態として、「ブルが入る」と言われる現象もありますが、これはキャビテーションとは全くの別物です。

「ブルが入る」というのはスロットルを握ってもすぐに加速しない状態のことで、艇が進まないという点ではキャビテーションと同じですが、その発生原因が全く違います。

ボートレースで使用されるモーターは、簡単に言うと空気と燃料を混ぜたものを霧吹きのように噴射して燃焼させる構造です。

この空気に湿気や水分が混ざってしまうとモーターが正常に燃焼できず、その結果スムーズに加速も出来なくなってしまうことを「ブルが入る」と言います。

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まとめ

事前に予測することが困難な上に、レースをしている選手にも舟券を買っている我々にも
大きな影響を及ぼすのがキャビテーションです。

当然ですが選手も意図してキャビテーションを起こしているわけではありません。

ですので、もしキャビテーションが原因で舟券が外れてしまっても選手の身を案じる位の大らかな気持ちでボートレースを楽しんでいきましょう。

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