【競艇の回収率】正確な計算や100％超えを意識した予想

競艇においても回収率を意識することは、お金を稼いでいく上で重要な要素です。

また、競艇で回収率を意識することは、自分の舟券予想が上手くいっているかどうかの指標を表すことができます。

当記事では、競艇の回収率について解説しつつ、回収率を上げていくためのポイントを解説していきます。

これを読めば、競艇に限らず公営ギャンブルにおいて回収率を上げることができ、結果的にプラスの収支を狙うことができるようになります。

競艇の回収率とは？正確な計算や100％超えを意識した予想

初めに回収率とは、購入した金額に対して、お金をいくら回収したかを割合（%）で表したものを指します。

例えば回収率100%を上回っている場合はプラス収支、100%を下回っていた場合はマイナス収支となります。

回収率というのは、1レースごとの収支を気にするのではなく、トータルの回収率を上げていくことを意識することで無駄が省かれ、自分の舟券戦略の向上につながります。

競艇の回収率の計算方法

回収率の計算式は以下の通りです。

実際に例を出します。

例えば1,000円分の舟券を購入し、2,000円の払戻があったとします。

その場合の回収率は「2,000÷1,000＝200」で回収率は200%になります。

他にも例を出してみましょう。

例えば、1,000円の舟券を今回は2レース分購入しました。

2レース中1レースのみが的中し、払戻金額が3,000円だった場合の回収率は「（3,000÷2,000）×100」で回収率は150%とプラス収支になりました。

この様に回収率の計算は至って簡単です。

競艇を問わず、ギャンブルで稼ぐ上で回収率を気にするのは必要不可欠な要素であるため、ぜひ覚えておきましょう。

競艇の回収率と控除率の関係性

競艇に限らず、ギャンブルには控除率と還元率というのがあります。

控除率	売上の金額から差し引かれる経費の割合
還元率	売り上げ金額から経費を差し引いて、配当金として支払われる金額の割合

上記の通りとなります。

競艇における控除率とは

競艇においての控除率は、1レース当たり25%です。

例えば、1レース当たり1億円の売り上げがあった場合、そのうちの25%(2,500万円)が控除率として差し引かれ、残りの75％(7,500万円)が配当金として支払われます。

つまり、競艇で舟券を購入する際は、初めから25%負けている状態からスタートすることになります。

回収率と的中率の違い

回収率とは、購入した金額に対して最終的にいくらお金を回収したかを割合（%）で表したものを指します。

的中率とは、購入したレース数に対して、どのくらいの数のレースを的中させたかを割合にしたものを指すため、回収率と的中率は全くの別物となります。

ちなみに、的中率を求める計算式は以下の通りとなります。

実際に例を出してみます。

例えば、1日合計10レース購入し、的中したレース数が10レースあるとした場合、その1日の的中率は100％となります。

的中したレース数が5レースの場合の的中率は50%、1回も的中しなかった場合は0％となります。

的中率を上げれば回収率も上がるのか

回収率と的中率は全く違うものですが、回収率を上げていくためには的中率を上げていかなければならず、競艇で稼ぐ上では重要なポイントになります。

ですが、的中率が高いからといって必ずしも回収率が高くなるとは限りません。

また、その逆に的中率が低くても回収率が高くなる場合があります。

例えばAさんは、1レース辺り舟券が10点、1点辺りの掛け金が100円ずつで合計1,000円分の舟券を10レース分購入し、その内の5レースが的中したとします。

そして、的中した5レース全ての配当が500円と仮定します。その際のＡさんの的中率と回収率は以下の通りになります。

的中率は50%となりますが、回収率は回収率は25%となります。

Bさんも同様の条件で舟券を購入し、1レース中1レースのみの的中で配当が15,000円だったと仮定します。

的中率10%ですが回収率は150%になり、的中率の低いBさんの方がAさんより回収率が高くなります。

的中率を上げるに越したことはないですが、重要なのは回収率を上げることなので舟券を購入する際は注意しましょう。

競艇の回収率100%超えは難しいのか？

控除率と還元率から考える

競艇における控除率は25%。配当金として支払われる還元率は75%です。

つまり、舟券を購入している人の平均回収率は75%ということになります。

しかし、これは平均の数値であるため、当然75%を上回る人もいれば、逆に下回る人もいます。回収率100%を超えるのは一部の人のみですが、決して不可能ではないことが考えられます。

全通り買うと回収率100％を超えることはできるのか

舟券は全部で7種類あります。その中でも人気の高い舟券形式は「2連単」「3連単」の2種類です。

2連単の確率は「1/30」3連単の確率は「1/120」ですが、その2種類の舟券をそれぞれ全通り購入すると回収率100％を超えることはできるのかを調べてみました。

結論としましては2連単と3連単共に全通りで購入しても回収率100％を超えることはできません。

以下より例に出して解説します。

例えば、平均配当が高い「多摩川競艇」「平和島競艇」「琵琶湖競艇」3つの競艇場の平均配当と回収率は以下のとおりです。

多摩川競艇	平均配当	回収率
2連単	2,009円	66.9％
3連単	8,328円	69.4％

平和島競艇	平均配当	回収率
2連単	2,082円	69.4％
3連単	8,242円	68.6％

琵琶湖競艇	平均配当	回収率
2連単	2,063円	68.7％
3連単	8,005円	66.7％

以上の結果の通り、平均配当が1～3位の競艇場ですら70％を切る結果になるため、たとえ的中しても全通りで舟券を購入するのは回収率100％を踏まえると避けるべき手段となります。

インの強い競艇場の1-2-3の出目だとどうなのか

インコースが強い競艇場で、尚且つ出目ランキング1位の「1-2-3」で予想した際の回収率100％超えは可能なのか、結論は「難しい」という答えになります。

例えば、「大村競艇」「唐津競艇」「福岡競艇」3つの競艇場の出目1-2-3で予想した際の数値は以下の結果となります。

大村競艇	割合	平均配当	回収率
1–2–3	9.1%	879円	79.9％

唐津競艇	割合	平均配当	回収率
1–2–3	7.8%	1,058円	82.5％

福岡競艇	割合	平均配当	回収率
1–2–3	7.5%	1,116円	83.7％

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競艇の回収率は、自分の舟券戦略が上手くいっているかどうかを知る指標です。

的中率を上げることにこだわっていても回収率が低ければお金は減ってしまいます。

競艇の平均回収率は75%。回収率100%を超えるためには平均以上の勝ちが必須となります。

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